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「シンヤ ヤマグチ」がブランド終了、デザイナー山口真弥はヴァンのデザインチーム加入
FASHIONSNAP.COM
2020年1月

シンヤヤマグチは、2009年に発表した「LongTall"Sally"」と名付けたメンズのハイヒール付きスニーカーをきっかけにブランドをスタート。「メンズファッションの革命」を意識したブランドとして活動し、2010年秋冬シーズンと2011年春夏シーズンには、アパレルブランド「リンシュウ(RYNSHU)」とのコラボレーションシューズを発表した。2012年からは「STREETCOUTURE」を新たにブランドコンセプトに据え、2012年秋冬シーズンからはウェアや小物を含めたトータルコレクションを展開し、2016年には「Tokyo新人デザイナーファッション大賞」プロ部門に入選していた。
山口自身は2018年からシンヤヤマグチと並行して、三陽商会の「ラブレス(LOVELESS)」や老舗のメンズブランドの業務委託による外部デザイナーとして活動。そこでの経験や仕事のやり方を踏まえてシンヤヤマグチでの活動を鑑みた際に、「Shinyayamaguchiとして、ひとりでできることはこの10年でやり切った。ファッションデザイナーとして、次のステージに進むべき時だ」と考え、ブランドの終了を決断したという。
外部ブランドに参加して以来、山口は個人のブランドでは難しい大きな仕事に携わることがモチベーションになっているといい、現状は新しいブランドの立ち上げは検討していない。2020年秋冬シーズンからはメンズブランド「ヴァン(VAN)」のデザイナーチームに加わることが決定。山口は「歴史あるブランドで新しい歴史を築いていくというチャンスに恵まれたため、それに全力で取り組んでいくことが自分にとっての新たな使命と感じている」とコメントしている。
なお1月18日から26日まで、ラストコレクションを扱うオンラインフリーマーケットを開催する予定だ。
■シンヤヤマグチ:オンラインフリーマーケットページ開催期間:2020年1月18日(土)10:00〜1月26日(日)20:00※商品が無くなり次第終了
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