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ジャンポール・ゴルチエがファッションデザイナー引退へ、オートクチュールは継続
FASHIONSNAP.COM
2020年1月
ゴルチエは自身のツイッターアカウントに動画を投稿。デザイナーが知人に電話をかけているというユーモアを交えた設定で引退について言及した。動画では自身が手掛ける最後のショーにはなるが、ブランドは新しいコンセプトでオートクチュールラインを継続すると語り、22日に行われるショー後のブランド生誕50周年を祝うパーティーで今後の活動について詳細が発表されるという。
フランスのAFP通信が報じたところによると、ブランドはオートクチュールおよびフレグランス事業を継続するものの、今後同氏が服のデザインに携わることはなく、別の分野で新たなプロジェクトを始動させる予定だという。
ゴルチエは1952年にパリ郊外で生まれ、18歳でピエール・カルダン(PierreCardin)のアシスタントとしてキャリアをスタート。1976年に自身のファッションハウスを構え、1997年にオートクチュールコレクション「ゴルチエパリ(GaultierParis)」を立ち上げた。マリンボーダーニット(1983年)やマドンナが着用したことでも話題となった円錐形ブラ付きコルセット(1983年)、メンズスカート(1985年)など既存の概念に縛られないクリエイションをこれまで多く発表してきた。
日本では70年代後半からオンワードグループとのパートナーシップの元、ライセンス事業や店舗展開(2006年に閉店)が行われたほか、2015年にはセブン&アイ・ホールディングスとのコラボレーションを発表するなど認知度も高い。近年ではプレタポルテを終了し、オートクチュールに専念するほか、2018年には自身の半生を歌とダンス、ファッションで表現したキャバレーショー「FASHIONFREAKSHOW」を上演。ゴルチエは作者、監督、舞台デザイナーの3役を務め、活動の場を広げていた。
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