KENZO

ブランド

「大阪万博50周年記念展覧会」が天王洲エリアと渋谷パルコで開催、岡本太郎や蓮沼執太らが参加

FASHIONSNAP.COM

2020年1月

 1970年に開かれた大阪万博は、アジア初開催かつ日本で最初の国際博覧会となり、77の国と地域が参加。183日間で国内外から約6,400万人を動員し、当時の万博史上最高を記録した。なお、2025年には55年ぶりとなる大阪万博の開催が決定している。

 展覧会では岡本太郎などによる当時の貴重な作品や資料のほか、大阪万博に影響を受けた現代アーティストとして西野達や宇川直宏、蓮沼執太などが新作を披露。大阪万博のレガシーを再現すると同時に継承を試みるという。会場では音の資料を含む、万博記念機構がアーカイブしてきた資料5,000点以上を展示する。

 会場の1つであるT-ARTHALLでは、当時大阪万博でテーマ館の地下に世界47ヶ国から収集した仮面とともに展示されていた岡本のマスクや、2017年に東京藝術大学バシェ音響彫刻修復プロジェクトとマルティ・ルイツによって修復されたフランソワ・バシェの「勝原フォーン」などを公開する。勝原フォーンは実際に収録された音声を楽しむこともできる。

 このほかの会場では、大型プロジェクトを行うことで知られる西野が手掛けたバスをカットした巨大な作品を展示するほか、宇川が大阪万博の音のアーカイブを素材とした音源に、現代音楽をオーバーラップして編集した音声とモミ玉がシンクロして観客の全身をマッサージする体験型作品を展開する。天王洲のリバーサイドには、バシェの作品「音響彫刻」をモチーフに蓮沼が楽曲制作した音楽放送がインストールされており、会場周辺で聞くことができる。

 会期中には一柳慧や西耕一、黒瀬陽平らをゲストに音資料を公開する「DOMMUNELIVE」を渋谷パルコとT-LOTUSMで開催するほか、トークイベントの開催を予定している。


■「大阪万博50周年記念展覧会」日時:2020年2月15日(土)〜2月24日(月)開館時間:平日13:00〜19:00、土日祝11:00〜20:00休館日:2月17日(月)会場:T-ARTHALLTERRATORIA、T-PASSAGE、T-LOUTUSM、ボンドストリート、天王洲オーシャンスクエア、寺田倉庫、渋谷パルコ入場料:無料

■「EXPOʼ70_50th/大阪万博解体新書」第一夜「万博音楽大百科」ーEncyclopediaofEXPOMUSIC日時:2020年2月7日(金)19:00〜24:00会場:SUPERDOMMUNE@渋谷パルコ参加費:無料(先着100名)ゲスト:一柳慧(作曲家)、樋口真嗣(映画監督)、西耕一(音楽プロデューサー)、樋口尚文(映画監督)、宇川直宏(DOMMUNE)

■「EXPOʼ70_50th/大阪万博解体新書」第二夜「万博と美術」ーEncyclopediaofEXPOARTS日時:2020年2月16日(日)14:00~18:00(トーク14:00~16:00、音楽16:00~18:00)会場:T-LOTUSM参加費:無料(先着100名)ゲスト:黒瀬陽平(美術評論家)、宇川直宏(DOMMUNE)

■トークイベント「PLAYBACKARCHIVESEXPO70」会場:T-ARTHALLTERRATORIA日時:2020年2月15日


取り扱いショップ

ラブレス青山

リスタイル 伊勢丹新宿

ラブレス代官山


関連記事

親子のデザインが共演した「ヨウジヤマモト」、現代アートのようにう既成概念を覆す「イッセイ ミヤケ」 25-26年秋冬パリコレ日記vol.4

「ケンゾー」2025-26年秋冬コレクション

「プラダ」と妹島和世のタッグ再び 大阪で「プラダ モード」、犬島プロジェクトを発信

循環型配送のcomveyが障がい者雇用を促進する新プロジェクト サザビーリーグとアダストリアが参画