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コスが日本の品質追求の精神にリスペクト、限定コレクションをEC開設と同時発売
FASHIONSNAP.COM
2020年2月

カプセルコレクションはウィメンズ12型、メンズ8型、キッズ4型、そしてジュエリー2型で構成。ワードローブの定番アイテムを「クオリティ」「クラフツマンシップ」「イノベーション」をテーマにアップデートした。テーラリング技術に焦点を当て、コスの精神でもあるモダンで機能的なデザインに仕上げている。
素材は、軽量で耐久性を兼ね揃えた日本製の100%ペーパーヤーンやオーガニックコットンなど高品質のサステナブルな素材を用いて、新技術としてウィメンズのシャツドレスにはダブルプリントを採用。一枚の布の裏と表に異なるプリントを施しており、裏側のプリントが透けて濃淡のある独特の風合いを表現している。価格帯は2,750円〜2万5,000円。ジュエリーはリサイクルされたスターリングシルバーを使用し、ブレスレット(1万500円)とリング(8,900円/いずれも税込)をユニセックスで展開する。
オンラインストアのオープンに先駆けてメンズウェアのヘッドデザイナーを務めるクリストフ・コパン(ChristopheCopin)が来日。「エルメス(HERMÈS)」や「メゾンマルジェラ(MaisonMargiela)」などのビッグメゾンで活躍したのちに2017年にコスに加入したメンズウェアのエキスパートだ。
品質へのこだわりが強い同氏は、コスにとって日本が特別な市場であると説明する。「メゾンブランドと変わらずクオリティーや仕上げに妥協せず、手に届く価格で服を提供できることがコスの強み。クオリティーの面で日本人に認められたら、それはデザイナー冥利に尽きる。同時にこれからの時代、日本人のように本物を見極める目を持つのはとても大事なことで、長くものを使うという観点はサステナブルにファッションを楽しむために有効な手立てだと思う」。
限定コレクションについては「コス風に日本文化をリスペクトし解釈している。シンプルでクリーンなカラーパレットに必要のないディテールは取り除いて、形と機能、プロポーションにフォーカスした。ポケットの位置や大きさ、ボタンやステッチなどのディテールにこだわって、目の肥えた日本のカスタマーにも満足してもらえる仕上がりになっていると思う。今後オンラインストアがオープンすることでカスタマーとの接点が増えて、もっと多くの人にコスの服を手にとって良さを感じてもらいたい」と自信を見せた。
■公式サイト
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