Giorgio Armani

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再定義&進化で注目集まる「フェムテック」の世界

WWD JAPAN

2020年2月

 「WWDビューティ」2月20日発売号は、「WWDジャパン」との連動企画“フェムテック”特集です。フェムテック(Femtech)とは「フィメール」と「テクノロジー」を組み合わせた造語で、当初は“女性の健康課題をテクノロジーを使って解決に導く”ことを意味していましたが、近年は健康に限らず、女性の悩みや不安を解消するソリューションビジネスへと拡大しています。特集では、フェムテックの歴史を振り返りながら、現在の課題と各社の取り組みを紹介します。ニュース面では丸井グループが新会社を設立するなどで注目を集めるD2Cについて解説します。

 “女性の悩みやニーズに応える”という意味では、ビューティ業界とフェムテックは相性がよく、AIを活用したパーソナライズや、あざや傷跡を隠すメイクアップ、人工皮膚などの研究も活発です。一方でセクシュアルケア領域とも密接な関わりがあるデリケートゾーンケアやホルモンバランスに着目したインナービューティ製品などは、スキンケアなどと比べ市場規模が小さいこともあり、取り扱い企業や店舗が限られているのが現状です。

 本特集では、フェムテックの課題と各社の一手を紹介。フェムテックを代表するアイテムとして認識されつつある月経カップや経血吸収型ショーツをはじめ、女性特有の悩みに対応する製品やサービスを取り上げます。また、フェムテックに詳しいメディアやスタートアップ企業家のほか、13年からデリケートゾーンケア製品の取り扱いを行っていた伊勢丹新宿本店 ビューティアポセカリーのバイヤーによる座談会を開催。国内市場の現状と課題、今後の展望をリポートします。

 ニュース面ではD2Cのほか、日本初の旗艦店を渋谷にオープンした「トゥー フェイスド(TOO FACED)、好調なリップとフェイスカテゴリーを強化する「ジョルジオ アルマーニ ビューティ(GIORGIO ARMANI BEAUTY)」、フランス発オーガニック認証コスメ「Z&MA(ゼットエマ)」と輸入販売契約を結んだスライリングライフ・ホールディングスBCLカンパニーの輸入事業戦略を掲載します。

 昇陽から発売される希少なヒト由来骨髄培養液を用いた幹細胞化粧品、新産業共創スタジオが開催したビジネスリーダーたちの集い、目元に特化したメイクブランド「アヴァンセ(AVANCE)」から発売される初のリップティントを紹介。ほか、国内3企業の12月期決算を解説し、過去最高値と2ケタ減で明暗が分かれた背景を探ります。


取り扱いショップ

ポーカーフェイス 池袋パルコ

ポーカーフェイス 新宿店

ポーカーフェイス トウキョウ トラディション


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